2023年5月5日千葉県の佐原にうなぎを食べに妻と娘と3人で行った。車で高速を使って行ったが、渋滞に合わずに自宅から1時間30分程度で午前8時30分過ぎに目的の「うなぎ割烹山田」に到着。ここは、創業から300年以上続く老舗で事前予約制ではなく、当日先着順に名前と電話番号を記入しておけば、タイミングの良い時間に店から連絡がくるシステム。当日9時から名前が記入ができるようになっており、記入すればあとは周辺をぶらぶらして、電話がかかれば店に行けばよい。私ら家族は5番目のグループだったため、11時開店時に入ることができた。奮発して、じか重上(4600円)を3人前注文して、ささやかな幸せの時間を過ごした。
周辺をぶらぶらしているときに「伊能忠敬記念館」に入った。ブラタモリでもやっていたところなので、1度入ってみたかった。婿養子で入った伊能忠敬は佐原の商家の事業を大きく拡大した後49歳で隠居し、50歳になって江戸の19歳年下の高橋至時の弟子になって測量を学び、55歳~71歳の16年間に渡って海岸線を歩いて測量を行い、伊能図という日本で初めて精度の高い地図を作成した人物である。婿養子に入った商家でやるべきことをきちんと実施し成功させた後に、隠居してから自分の好きな道へ進み、年下であろうと教えを乞い、最終的には後世に残る日本地図作成の大事業を成し遂げた人生は尊敬に値する。私も定年に近い年齢ではあるので、伊能忠敬の人生には思うところはあるが、とてもできそうもない。それでも、定年後に少しでも充実した人生を送ってみたいなとは思う。伊能忠敬関係資料2345点は、平成22年に国宝に指定されたそうだ。それだけ、貴重な資料ということになる。
車で行って佐原観光するのであれば、歩くのに抵抗がなければ冒頭の地図にある佐原河川敷にある無料駐車場をお薦めする。(道の駅の駐車場でもよいかもしれない。)そこから、川沿いをずっと歩くことができるので、ぶらぶら散歩して、黒でハッチングした観光スポットにたどり着くことができる。
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